ベトナム国内のIT産業の発展に伴い、IT人材需要も急増し、直近の3年間で需要は2倍以上増加しています。
また、ベトナムのIT業界は、政府支援により優秀なIT人材が多く、治安も良いなどの理由で、ベトナム企業の日本向けのITオフショア開発規模は拡大し続けており、年間約2,000億円近い規模に成長しています。
更に、オフショア開発規模全体も拡大しており、成長率は年間で20-40%にものぼり、ベトナムは非常に魅力的なオフショア開発拠点と評価されており、IT分野の評価は高い状況にあります。
直近はベトナムのソフトウェア企業の売上高の80%以上を海外向けのソフトウェア開発が占めており、日本市場向けのソフトウェア開発の割合が最も高い状況です。
こうした状況から、ベトナムのIT企業は、比較的安価な人件費と優秀層の成長と相まって、中国やインドといった、ITオフショア市場を先行してきた国々に影響を与える存在となっています。